ニリンソウとトリカブト類(有毒)
ニリンソウを山菜としてよく食べる東北、北海道では毎年のように中毒事故が起きています。
ニリンソウの芽生え
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トリカブト類の芽生え 成長するにつれ、花茎が立ち上がります。 |
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ニリンソウ 花期 | トリカブト類 花期 | |
ニリンソウは山地や丘陵の林に自生するキンポウゲ科の多年草です。草丈15㎝位で、早春に白い花を付けます。茎の上に2個の花を付けるという意味で2輪草と名付けられていますが、実際には1輪のものも3輪のものもあります。春植物で、林床が暗くなる6月頃に地上部は枯れてしまいます。
北海道や東北では、葉をゆでて、水に晒し、山菜として利用します。 |
トリカブト類は山地の林等に自生するキンポウゲ科の多年草です。草丈は1m内外で、花を付ける頃には茎が下垂します。9月〜10月頃、茎頂の葉腋に紫色の花を多数付けます。 トリカブトの名前は、花の形が舞楽の時に使う伶人の冠に似ているところから名付けられました。 植物全体、特にその芽、葉にもアコニチンなどのアルカロイドを含有しており、誤食すると、嘔吐、下痢、手足や指の麻痺の中毒症状を起こし、重症の場合には、死亡することもあります。 |
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ニリンソウ(上)の地下部 |
ニリンソウとトリカブト類は同じ環境に生えます。 |
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ニリンソウとトリカブト類の見分け方
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ハナトリカブト |
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©東京都薬用植物園