医薬品研究科は5研究室と薬用植物園で構成され、薬事に関する公衆衛生の向上を目的として、機器分析と植物学的鑑別の両面から、医薬品等の試験検査と調査研究に取り組んでいます。特に、健康危機管理体制の一環として、危険ドラッグの検査体制を強化しています。
医薬品、指定医薬部外品について、「承認規格」に基づく試験検査・調査研究、製造販売承認の「規格及び試験方法」の審査を担当しています。また、危険ドラッグ中の指定薬物及び新規未規制成分の検査にも取り組んでいます。
医薬品、指定医薬部外品のうち、生薬や植物由来成分を中心に、「承認規格」に基づく試験検査・調査研究、製造販売承認の「規格及び試験方法」の審査を担当しています。また、危険ドラッグ、特に危険ハーブ中の指定薬物及び新規未規制成分の検査にも取り組んでいます。
医薬品、指定医薬部外品について、「承認規格」に基づく試験検査・調査研究、製造販売承認の「規格及び試験方法」の審査を担当しています。また、健康食品中の医薬品成分の検査、後発医薬品の品質確保のための基礎資料となる溶出試験にも取り組んでいます。
化粧品について、「化粧品基準」に基づく試験検査・調査研究を担当しています。また、医薬部外品について、「承認規格」に基づく試験検査・調査研究、製造販売承認の「規格及び試験方法」の審査にも取り組んでいます。
家庭用品について含有が規制されている有害物質の検査を、都内メッキ工場の廃水中についてシアン化合物に関する試験検査・調査研究を担当しています。また、医療機器について、規格等を定めた「品目仕様」に基づく試験検査・調査研究にも取り組んでいます。
大麻及びケシを栽培研究する都内唯一の施設として、麻薬原料植物、薬用植物、ハーブ等を栽培、整備しています。大麻、ケシの鑑別試験、健康食品や危険ドラッグに含有される植物の鑑別試験を中心とした試験検査・調査研究を担当しています。また、麻薬取締員や薬事監視員への研修、医学・薬学・看護学生のための教育研修にも取り組んでいます。