東京都健康安全研究センターは、都民の生命と健康を守る科学的・技術的拠点として、食品、医薬品、飲料水や生活環境などの日々の安全・安心確保と感染症などの健康危機への備えの両面から、試験検査、調査研究、研修、公衆衛生情報の解析・提供及び監視指導を行っています。
その一環として、環境中の放射線量などの測定も、年間を通じて実施しており、今般発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故では、都民の方々の健康不安を解消するため、最新の測定結果をホームページで提供しています。
また、新型インフルエンザの発生や結核の集団発生事例の増加、食の安全を揺るがす事件の多発、危険ドラッグの乱用など、都民の生命と健康を脅かす問題も後を絶ちません。このような健康危機に、より迅速かつ機動的に対応するため、当センターではさらなる機能充実を進めるとともに、本所、多摩支所、都庁舎に分散している機能を集約するため、平成24年5月に新棟「本館」を竣工しました。