フキノトウとハシリドコロ

 

フキノトウとハシリドコロ(有毒)

フキノトウ(アキタブキ)  

ハシリドコロ(有毒)

 顔を出したばかり。この頃がハシリドコロの芽生えによく似ています。  右手前は顔を出したばかりで、まだ黄緑色をしています。
   

フキノトウ

ハシリドコロ

 ご存知のとおり、フキノトウはフキの花と花茎です。フキはキク科の多年草で、雄株と雌株があります。雄株の花茎は花後に枯れますが、雌株の雌花には白い冠毛のついた種(痩果)ができます。  ハシリドコロはナス科の多年草で、沢沿いの樹林下に生えています。

 植物全体、特にその芽、葉にもスコポラミン、ヒヨスチアミンなどの副交感神経を麻痺させるアルカロイドが含まれ、誤食すると嘔吐、けいれん、昏睡、呼吸停止などの中毒症状が起きます。

フキノトウ

(左の2つ)

ハシリドコロの芽

(右の2つ)

 

 ハシリドコロの花

  ハシリドコロの芽とフキノトウの見分け方
  1. フキノトウの苞には白い綿毛が密生していますが、ハシリドコロの芽には毛はほとんどありません。
  2. フキノトウの苞の中にはつぼみがたくさん詰まっていますが、ハシリドコロの芽の中は葉が重なりあっています(つぼみは少ない)。
 
 

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