ヤマノイモ (ヤマノイモ科)
多年生のつる植物で、日本各地の山野に自生しています。自然薯とも呼ばれ、晩秋に地下のイモを掘って食用にします。
葉は対生、時に互生で長い柄があり、長卵形で先端は鋭く尖り、基部は心形です。雌雄別株で、雄花序は夏に葉腋から2〜5個直立し、白い花を咲かせます。雌花序は下垂し、花はまばらに付きます。葉腋にはムカゴができ、食用となります。
ヤマイモによく似たナガイモは中国原産で栽培されていますが、時に野生化していることがあります。地下のイモはヤマノイモと同様食用にされます。
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グロリオサ
(ユリ科)
熱帯アジア、アフリカ原産の半つる性植物で、ユリグルマの和名があります。
葉の先端が巻きひげになり、他のものにからみながら伸長します。茎の上部に花を付けますが、つぼみのうちは花弁(花被片)が垂れ下がり、花が開くと反り返って独特の形になります。多くの品種があり、花色は橙黄色、黄色、白など様々です。花が美しく、切花としても人気があります。
植物全体、特に球根にアルカロイドのコルヒチンを含有しており、誤食すると嘔吐、下痢、呼吸麻痺などの中毒症状が起きます。
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