都内で検出されたインフルエンザウイルスの遺伝子系統樹について
2024/2025年シーズン(2024年9月2日~)のインフルエンザウイルスの遺伝子解析結果をまとめました。
インフルエンザウイルスAH1pdm09のHA領域における遺伝子系統樹(2025年6月25日現在)
2024/2025年シーズンは、昨シーズンに引き続き都内でAH1pdm09が多く検出されました。昨シーズンの検出株は、クレード①とクレード②の2つに大別されました。2024/2025年シーズンでは、2月搬入分までの検出株(紫)の多くがクレード①に属していた一方で、3~5月搬入分の検出株(赤)の多くはクレード②に属しました。

インフルエンザウイルスAH3亜型のHA領域における遺伝子系統樹(2025年6月25日現在)
2024/2025年シーズンは、昨シーズンに引き続き都内でAH3亜型が検出されました。検出株(紫、赤)は、2024/2025年シーズンのワクチン株と近縁でした。

インフルエンザウイルスB型のHA領域における遺伝子系統樹(2025年6月25日現在)
2024/2025 年シーズンは、昨シーズンと同様に都内でB型 Victoria系統が検出されました。検出株(紫、赤)は、2024/2025年シーズンのワクチン株と近縁でした。

リンク
・都内のインフルエンザの流行状況について