薬には口から飲む「内服薬」、皮膚などに塗ったり貼ったりして用いられる「外用薬」があります。
剤型によって使い方が決まっていますので、正しい使い方を守りましょう。
ここでは、主な剤型についてご紹介します。
剤型 | 使い方 |
錠剤 |
1回に飲む個数を確かめ、シートから出し、水かぬるま湯で服用します。 口腔内崩壊錠(OD錠)やチュアブル錠など、水なしでも服用できるものもあります。 |
カプセル剤 |
1回に飲む個数を確かめ、シートから出し、水かぬるま湯で服用します。 カプセルを開けて中の薬を出してはいけません。 |
顆粒剤・ 散剤(粉末) |
水かぬるま湯で服用します。 |
液剤・ シロップ剤 |
飲む前に、よく振って成分を均一にします。 定められた1回量を正確に量り、別の容器に移しかえて服用してください。 残った薬が汚染されるので、ビンに直接口をつけて飲んではいけません。 使用後はビンについた薬液をふいてからフタをします。 |
剤形 |
使い方 |
軟膏(なんこう)・ クリーム剤・ 液剤 |
「患部」と「手」を清潔にしてから塗ります。 塗る回数や1回に塗る量は、指示された用法・用量に従ってください。 |
坐剤(ざざい) (坐薬) |
排便してから使用します。包装から取り出し、肛門などに挿入します。 |
点眼(てんがん)剤(目薬) |
容器がまつ毛や目に触れないよう注意しながら1滴点眼します。コンタクトレンズははずして使用してください。 2種類以上の目薬を使う場合は、5分以上間隔をあけてください。点眼する順番は、医師・薬剤師に確認してください。 |
貼付(ちょうふ)剤 (はり薬) |
汗や水をふきとってから使用します。 しわが寄らないよう、患部にあわせて少しずつ引っ張りながら貼って ください。 |
点鼻(てんび)剤 |
軽く鼻をかんだ後、鼻の穴に容器の先を入れ、噴霧してください。 使用後は、容器の先端をきれいにふき、キャップをしてください。 |
このページの担当は 健康安全研究センター 企画調整部 健康危機管理情報課 食品医薬品情報担当 です。