11月24日(火曜日)、東京都庁第一本庁舎5階大会議場において「子供の食物アレルギーシンポジウム」を開催しました。
保育園、幼稚園、学校などの給食施設従事者や教育・保育・保健衛生に携わる職員を対象に、「アレルギー対応食の安全性の向上を目指して」をテーマに行いました。当日は500名の募集に対して507名の参加があり、関心の高さが伺えました。
まず、基調講演として独立行政法人国立病院機構相模原病院小児科医師の今井孝成氏から、食物アレルギーの症状などの基礎知識や、食物アレルギーの子供のケアについてお話いただきました。
次に、東京都健康安全研究センター多摩支所食品機動監視担当係長の村上展通氏から、調理・製造現場でのアレルゲン除去確認のための効果的な検査法の選択についての説明がありました。
最後に、シダックス株式会社の管理栄養士である野中ひとみ氏から、アレルギー食提供施設におけるアレルギー対応食の献立作成から調理・配膳までの注意点などを具体的に紹介していただきました。
ロビーでは関連会社の御協力により、アレルゲン除去確認のための検査キットの展示や、食物アレルギーであることを周囲に理解してもらうための「食物アレルギープレート」の紹介が行われました。
このシンポジウムを通じて、食物アレルギーを持つ子供の家庭、保育園等の職員、給食提供者の連携強化や、調理現場でのアレルゲン除去確認のための検査など様々な取組の重要性を認識することができました。
このページの担当は 健康安全研究センター 企画調整部 健康危機管理情報課 環境情報係 です。