11月19日(水曜日)、星陵会館(千代田区)にて、「子どもの食物アレルギーシンポジウム」を開催しました。
食物アレルギーを持つ子の保護者、保育所、幼稚園、学校の給食施設関係者282人の方々が参加されました。
「食物アレルギーを持つ子どもの安全な食事~食物アレルギー対応食提供施設の取組を中心に~」というテーマで、専門医、家族会、給食センター、レストラン関係者それぞれからお話をいただきました。
まず、基調講演として、独立行政法人国立病院機構相模原病院小児科医師の今井孝成氏から、食物アレルギーの基礎知識、給食での対応などについて講演していただきました。
次に、食物アレルギーの子を持つ親の会の武内澄子氏から、文部科学研究として実施された実態調査へ協力された経験を踏まえ、アナフィラキシーが誘発された原因食品や、原材料表示の実態についてお話しいただきました。
府中市立学校給食センターの後藤由紀子氏からは、大規模給食センターにおける保護者や学校と連携した除去食の導入、調理から配膳までの具体的な取組状況について、お話しいただきました。
株式会社セブン&アイ・フードシステムズ(デニーズ)の香ノ木久之氏からは、厳重にチェックしたメニュー開発やアレルギー物質の混入を防ぐための一貫したシステムなどを紹介していただきました。
質疑応答では、給食やレストランでの食物アレルギー対応食の充実、普段の生活で気をつけることなどについて様々な質問、要望等があり、食物アレルギーへの高い関心がうかがえました。
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このページの担当は 健康安全研究センター 企画調整部 健康危機管理情報課 環境情報係 です。