22年度講演会報告(成人・小児)

22年度講演会報告(成人・小児)

  健康安全部環境保健課では、平成22年度、成人向けの「成人ぜん息講演会」と子供向けの「ぜん息予防等講演会」を実施しました。

成人ぜん息講演会報告

 10月17日、健康安全部課環境保健課では、都庁大会議場において、成人ぜん息を持つご本人やご家族等を対象に、成人ぜん息講演会「大人のぜん息について~正しい知識と対応法~」を開催しました。ぜん息患者は働き盛りの年代に多いため、正しい知識を持って発作のない快適な生活を送っていただくように、今回初めて本講演会を企画しました。

■ プログラム
○ 成人ぜん息についての知識と対応  
講師:医療法人社団 茂恵会 半蔵門病院 副院長  灰田 美知子氏

○  ぜん息の自己管理について~薬剤師の立場から~
講師:バンビー薬局一番町店 管理薬剤師      黒木 宏隆氏

○  ぜん息の自己管理について~患者さんの立場から~
講師:NPO法人環境汚染等から呼吸器病患者を守る会(エパレク)
    学習会・テキストクラス代表             高橋 久志夫氏

全景

 当日は日曜日にも関わらず、ぜん息を持つご本人やご家族、企業の健康管理室に勤務する産業医など211名もの参加があり大好評でした。
 各講師は、基本的な内容を交えて、丁寧に御説明くださり、参加者は熱心に聞き入っていました。最後に、灰田先生から「正しい治療と自己管理によって発作のない快適な生活が送れる」「専門医と二人三脚で共同管理を」というメッセージがありました。
  

ぜん息予防等講演会

 12月14日、健康安全部環境保健課では、都庁大会議場において、子供のぜん息などのアレルギー疾患でお悩みの方やご家族、保育所や学校等の関係者を対象に、ぜん息予防等講演会を開催しました。この講演会は、毎年、独立行政法人環境再生保全機構と共同で開催しているものです。

■ プログラム
○ 子供のアレルギーについて知ろう~ぜん息と食物アレルギーの正しい知識と対応法~
講師:独立行政法人国立病院機構相模原病院小児科医師 今井孝成氏

今井先生写真

 講演会には、ぜん息や食物アレルギーを持つ子供の保護者、保育所等の職員など338名の参加があり、大好評でした。
 今井先生からは、食物アレルギーでは、「正しい診断に基づく必要最小限の除去が大切である」との指導のほか、ぜん息や食物アレルギーの治療の現状などについてもお話がありました。また、参加者からの事前質問では、日々アレルギーを持つ子供の対応に苦慮する不安な様子が伝わってきましたが、当日の今井先生の丁寧なお答えによってご家族や保育所等の職員の不安が和らいだ様子でした。

 当課では、今後も引き続き、講演会などを通じたぜん息や食物アレルギーに関する普及啓発を行っていきます。

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Reader(旧Adobe Acrobat Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe ReaderAdobe Readerのダウンロードへ

お問い合わせ

このページの担当は 健康安全研究センター 企画調整部 健康危機管理情報課 環境情報係 です。

本文ここまで

 

 

東京都環境放射線測定サイト 東京都感染症情報センター 東京都健康安全研究センターサイト
(このホームページの問い合わせ先)
tmiph<at>section.metro.tokyo.jp
※<at>を@に置き換えてご利用ください。
また、個別にお答えしかねる場合も
ありますので、ご了承ください。
東京都健康安全研究センター 〒169-0073 東京都新宿区百人町三丁目24番1号 電話:03-3363-3231
Copyright (C) 2011~ Tokyo Metropolitan Institute of Public Health. All Rights Reserved.