残留物質研究科では、食品に残留している農薬、動物用医薬品(抗生物質、合成抗菌剤、寄生虫駆除剤、ホルモン剤等)、ダイオキシン、PCBなどの分析を中心に農産物や畜水産物の安全性を確保するための試験検査を行っています。また、調査研究として、残留農薬や動物用医薬品の試験法の開発並びに残留実態調査、農薬などを原因とする健康被害が危惧される事例に対応した迅速試験法の開発、都民の食生活の安全性評価に関する資料提供を目的とした「食品からの農薬、ダイオキシン類の摂取量調査」などを行っています。
都内に流通する野菜、果実、穀類、豆類などの農産物や加工食品を対象として、これらに残留する農薬の検査を行っています。また、検査に用いる試験法を開発改良したり、食品中の農薬残留実態や実際の食生活における農薬摂取量を把握するなどの調査研究を行っています。
畜水産食品中の残留農薬、果実及び果実加工品等の総臭素の試験検査・調査研究を行っています。また、試験法の開発並びに残留実態調査、農薬の摂取量調査等も行っています。
畜水産食品中のPCB及び水産食品中の有機スズ化合物の試験検査・調査研究を行っています。さらに、食品からのダイオキシン類の摂取量調査も実施しています。
食肉、鶏卵、ハチミツ、乳類及び魚介類などの畜水産食品中に残留する動物用医薬品の試験検査を行っています。また、試験検査で実施する試験法の開発とその妥当性評価を実施すると共に、都内に流通する食品の残留実態を把握するなどの調査研究も行っています。