都内におけるインフルエンザウイルスの遺伝子系統樹解析について
2024/2025年シーズン(2024年9月2日~)のインフルエンザウイルスの解析結果をまとめました。
インフルエンザウイルスAH1pdm09のHA領域における遺伝子系統樹(2025年3月31日現在)
2024/2025年シーズンは、2023/2024シーズンに引き続きAH1pdm09が都内で多く検出されました。2023/2024シーズンの検出株はクレード①・②の2つに大別され、2024/2025年シーズンの検出株(紫、赤)のほとんどはクレード①に属しました。

インフルエンザウイルスAH3亜型のHA領域における遺伝子系統樹(2025年3月31日現在)
2024/2025年シーズンは、2023/2024年シーズンに引き続きAH3亜型が都内で検出されました。検出株(紫、赤)は、2024/2025年シーズンのワクチン株と近縁でした。
インフルエンザウイルスB型のHA領域における遺伝子系統樹(2025年3月31現在)
2024/2025 年シーズンは、2023/2024年シーズンと同様にB型 Victoria系統が検出されました。検出株(紫、赤)は、2024/2025年シーズンのワクチン株と近縁でした。

リンク
・都内のインフルエンザの流行状況について