10月16日(火曜日)に星陵会館(千代田区)にて、「子どもの食物アレルギーシンポジウム」を食物アレルギーを持つ子のご家族、関係者の方を対象に開催しました。
「食物アレルギーを持つ子どもの食事~家庭での食事を中心に~」というテーマで、専門医・管理栄養士・子育て経験者にそれぞれの立場からお話いただきました。
まず、独立行政法人国立病院機構相模原病院小児科医師の今井孝成氏から、食物アレルギーの症状、診断、治療、アナフィラキシーショックの際の対応等をご講演いただきました。
次に、東京慈恵医科大学附属病院管理栄養士の湯浅愛氏から、食物アレルギーの基本的な食事療法について注意する点、代替食品の利用などについてお話いただきました。
食物アレルギーを持つ親の会の武内澄子氏、アレルギー児を支える全国ネット・アラジーポットの栗山真理子氏からは、親の立場から料理を作る際の工夫や献立等の紹介のほか、ご自身の体験や課での活動についてお話がありました。
質疑応答では、食物負荷試験のことや、エピペン(アドレナリン自己注射)のことなどについての質問が寄せられ、講師の方々が丁寧に答えてくださいました。
また、会場内に食物アレルギー対応食品、資料の展示コーナーを設け、自由に見ていただけるようにしました。
300名の定員を200人以上上回る申込があり、当日は345人の参加者で会場は満席になりました。多くの参加者が講演内容のメモをとりながら熱心に聞かれる姿が見られました。
講演会が終わっても、会場内では参加された方同士でしばらく会話をされるなど、子どもの食物アレルギーに関する高い関心がうかがわれました。
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このページの担当は 健康安全研究センター 企画調整部 健康危機管理情報課 環境情報係 です。