研究年報 第76号(2025) 和文要旨

 

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和文要旨
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総説

東京都における水道水質検査精度管理事業への取組み(平成24年度~令和6年度)

 東京都では,平成5年12月に策定した「東京都水道水質管理計画」に基づき,平成6年度から水道事業者や水質検査機関等を対象とした水道水質検査精度管理事業に取り組んでいる.平成15年の水道法一部改正で,水質検査機関等は外部精度管理調査を定期的に受けることが明記され,平成24年の水道法施行規則一部改正で,水質検査機関等の検査における信頼性確保の観点から検査方法の明確化等が行われた.そこで,水道事業者や水質検査機関等の検査精度の実態を把握するために,平成24年度から令和6年度までの精度管理調査事業への取り組み結果をまとめた.各年度の対象項目における評価基準因子を用いて評価を行ったところ,評価基準を満足した検査機関数の割合は81~100%と概ね良好であったが,前処理に固相抽出や誘導体化等の複雑な処理を行う物質や揮発性の高い物質では,81~89%と低くなる傾向が見られた.また,告示法に基づく検査実施状況を調査したところ,平成29年度の亜硝酸態窒素及び揮発性有機化合物では,検量線の作成においてブランクを含んでいる検査機関がそれぞれ6機関及び8機関見られた.しかし,平成29年の妥当性評価ガイドラインの一部改定において検量線の評価が追加されたことにより,令和2年度ではそれぞれ1機関及び0機関と減少していた.
水質検査,精度管理,水質基準,告示法,妥当性評価ガイドライン

 

事業報告

地方衛生研究所における次世代シーケンサー解析から検査導入までの育成段階

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の対応後,ほぼ全ての地方衛生研究所(地衛研)において次世代シーケンサー(NGS)によるSARS-CoV-2の変異株解析が実施されている.NGSが病原体解析の面で,極めて重要な手法であるのは間違いないが,SARS-CoV-2以外の病原体解析で,解析方法が病原体検出マニュアル等の公定法として具体的に示されているものは少ない.人的資源,研修,訓練および金銭的な問題等がその要因として潜んでいるとも考えられる.NGS解析をCOVID-19だけの産物として短命で終わらせないためにも,しっかりとした検査・解析法の検討,解析体制の整備および地衛研における人材育成に向けたロードマップが必要不可欠である.
 本稿ではNGS分野における人材育成段階を考えてみた.NGS解析が高価であり,行政的,地衛研的に新しい知識であるが故に,現状として従来のOJTがそもそも機能しない可能性が存在する.NGS解析における人材育成については,地衛研の連携を通じた「学び」の推進と,地衛研での実践型および実戦型訓練を通じた職員の「熟達化」の推進がまずは重要と考える.

次世代シーケンサー技術,地方衛生研究所全国協議会,人材育成,学び,訓練

 

論文Ⅰ 感染症等に関する調査研究

都内下水中の定量的新型コロナウイルスモニタリングとヒートマップ評価法の構築

 下水中の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)モニタリングは,2024年度から感染症流行予測調査事業の感染源調査として新たに追加された.東京都では下水処理施設1地点を対象に定量的モニタリング調査を実施・公開しているが,下水検体特有の環境要因やCOVID-19の感染状況の変化等により,精度の高い検査及び疫学的に充分な評価ができているとは言い難い.そこで,今回,我々は,モニタリング手法の高精度化を目的として,リアルタイムPCR法による定量的モニタリング法を構築した.さらに,2024年1月から2025年3月までに都内水再生センター20カ所で採取された流入下水1,278検体を対象に,既報で構築した全自動遺伝子検査装置による半定量的モニタリング法及び,定量的モニタリング法を実施し,ヒートマップ形式による都内流行状況の包括的評価を試みた.その結果,両モニタリング法において,都内定点医療機関あたりの患者数とヒートマップで連動がみられた.さらに,定量的モニタリング法は半定量的モニタリング法と比較し,解像度の高いヒートマップの構築が可能となった.今後,継続的に定量的モニタリングを実施し,都内流行状況の補完データとしてCOVID-19対策に活用していきたい.

下水,新型コロナウイルス,SARS-CoV-2,定量,全自動遺伝子検査装置,ヒートマップ,リアルタイムPCR法

 

東京都内ARIサーベイランスにおけるヒトメタニューモウイルスの検出と
Conventional RT-nested PCR法の構築による遺伝子解析(20254月~6月)
 ヒトメタニューモウイルス(human metapneumovirus: hMPV)は,呼吸器感染症の原因ウイルスの1つであり,特に小児や高齢者では重症例を引き起こすことがある.2025年4月7日以降,急性呼吸器感染症(ARI)は感染症法上の5類感染症に位置付けられ,病原体定点サーベイランスの対象となり,hMPVもその対象病原体の1つとされた.一方で,hMPVはこれまでサーベイランスの対象とはなっておらず,疫学的知見に関する報告が限られている.本研究では,東京都におけるARIサーベイランス事業の一環としてhMPV検査を実施し,都内の流行状況を調査した.さらに,分子疫学的解析を目的として,NおよびG遺伝子領域を検出するConventional RT-nested PCR法を構築し,遺伝子解析を行った.その結果,2025年4月~6月にARIサーベイランスとして検査を行った679検体中17検体(2.5%)でhMPV陽性となった.遺伝子型別を行った結果,B2が最も多く検出され(13検体,81.3%),次いでA2b2が多くみられた(2検体,12.5%).さらに,遺伝子解析により,都内A2b2株はG遺伝子領域に111塩基の重複配列を有していたことが確認された.系統樹解析では,都内検出株は海外で検出された株との関連が推察され,そのうち都内B2株は大きく2つに分かれたクラスターにそれぞれ属した.

ヒトメタニューモウイルス,hMPV,Conventional RT-nested PCR,系統樹解析,ARIサーベイランス

 

都内河川水から分離された大腸菌の薬剤感受性および
基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)産生株の分離状況 

 河川水における薬剤耐性菌の汚染状況を把握するため,大腸菌を対象として菌分離および薬剤感受性試験を行った.2019年から2020年に多摩川とその支流から採水した河川水を供試サンプルとし,分離された大腸菌167株について薬剤感受性試験と基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)関連遺伝子の検出を行った.薬剤感受性試験の結果,アンピシリンの耐性率が全体の19.2%,ナリジクス酸の耐性率が21.0%であり,薬剤耐性株の割合は河川の上流域よりも下流域で高かった.また,ESBL産生株は10株(6.0%)分離され,ESBL遺伝子型はCTX-M-1 groupが7株と最も多かった.近年,B2-O25-ST131に属するESBL大腸菌の世界的な蔓延が報告されているが,本特徴を保有する菌株は4株分離された.河川水における薬剤耐性菌の分布を把握するために,今後も継続したモニタリングが重要である.
河川水,薬剤耐性,大腸菌,ESBL産生大腸菌

 

結核菌における薬剤耐性遺伝子変異検出の有用性の検討 

 結核の治療は4剤以上の多剤併用で行われることが標準的であり,患者検体から菌が分離された場合は治療薬剤に対する薬剤感受性を把握することが求められる.本検討では,二週間から三週間を必要とする薬剤感受性試験の判定に先立ち,分離菌の遺伝子解析により治療薬剤に対する耐性の有無が判定できるかについて,ゲノム解析を用いて検出される薬剤耐性遺伝子変異と培養による薬剤感受性試験の結果との比較により行った.検討には2019年度から2023年度にかけて積極的疫学調査において搬入された255株の結核菌を供試した.薬剤耐性変異の検出に対する薬剤感受性試験の耐性・感性を判断する根拠となる感度,特異度を算出したところ,感度は58%から100%,特異度は91%から100%の範囲と薬剤により異なる結果を示した.例として,ピラジナミドでは58%という著しく低い感度となった一方,リファンピシンでは薬剤耐性変異と薬剤感受性が完全に一致し,感度,特異度ともに100%という結果を得た.以上のことから,一部の薬剤に対しては薬剤感受性試験の結果は薬剤耐性変異の検出により迅速に推定できると考えられるが,ピラジナミドをはじめ全ての薬剤に対して一様に適用するにはさらなる検討が必要であると考えられた.
結核,薬剤感受性試験,薬剤耐性変異,次世代シークエンサー,ゲノム解析

 

狂犬病ウイルスの迅速検査を目的としたリアルタイム逆転写PCR法の検討

 1957年以降,わが国における狂犬病の発生例は輸入症例のみである.今日の国内では,報告が稀な感染症と言えるが,発症した場合の有効な治療方法は確立されていないことから,狂犬病ウイルスへの感染が疑われた場合には迅速な検査対応が求められる.本検討では,迅速検査に有効と考えられるリアルタイム逆転写(RT)-PCRについて性能評価し,従来法であるコンベンショナルRT-PCRとの感度の比較を行った.狂犬病ワクチンから抽出したRNAを用いた検討において,リアルタイムRT-PCRはコンベンショナルRT-PCRよりも少なくとも100倍優れた感度を示した.また,コピー数既知の合成DNAを鋳型とした検討により,リアルタイムRT-PCRの検出感度は1wellあたり5×101コピー程度と考えられた.本結果に加え,リアルタイムRT-PCRの検出法として特異的な蛍光プローブを用いる特長から,狂犬病疑い事例に対する迅速対応に適する検査方法と考えられた.
狂犬病,遺伝子解析,迅速検査,コンベンショナルRT-PCR,リアルタイムRT-PCR

 

手足口病患者から検出されたエンテロウイルスの遺伝子解析(2022年~2024年)

 手足口病は,主に乳幼児の口腔粘膜及び手や足などに水疱性の発しんが出現する急性ウイルス性疾患であり,その原因はエンテロウイルス属ウイルスによるものである.感染症発生動向調査により病原体定点医療機関から搬入された手足口病と診断された患者の咽頭拭い液等の検体を検査したところ,2022年から2024年までの3年間に検体161件中137件(85.1%)からエンテロウイルス属のウイルスが検出された.そのうち,手足口病の主要な原因ウイルスであるコクサッキーウイルスA群6型(CA6),A群16型(CA16),またはエンテロウイルス71型が検出されたのは116件(84.7%)であった.流行の主体となるウイルスは年により異なり,2022年の手足口病流行時に検出されたウイルスは主にCA6であったが,2024年の手足口病の流行は二峰性になり,最初には主にCA6が,後半の流行時には主にCA16が検出された. 
手足口病,エンテロウイルス,コクサッキーウイルスA群6型,コクサッキーウイルスA群16型,VP1

 

東京都内で発生した食中毒事例におけるノロウイルスの遺伝子解析(2024年度)

 2024年度に東京都健康安全研究センターに食中毒調査として搬入された361事例のうち,183事例からノロウイルス(NoV)を含む胃腸炎ウイルスが検出された.検出されたウイルスの内訳はNoV GIIによるものが最も多く,遺伝子型GII.17が大半を占めた.検出されたGII.17について,系統樹解析の結果,過去に流行した株とは異なる新たな系統に分類されるとともに,VP1領域に多数のアミノ酸変異が認められた.この近縁株が2023年から2025年にかけて海外で流行していたことから,2024年度東京都におけるGII.17による食中毒の増加は,抗原性が大きく異なるウイルスが海外から流入したことが一因であると推察された.

食中毒調査,ウイルス性食中毒,ノロウイルス,抗原変異,GII.17[P17]

 

TLC分析によるデオキシニバレノール産生Fusarium属菌の検出方法の検討

 食品から分離される真菌の一部はカビ毒を産生し,カビ毒の産生確認には薄層クロマトグラフィー(TLC)等を用いた定性分析が一般的である.しかしながら,TLC分析では抽出操作の煩雑さのみならず,TLC実施時に有害な溶媒を使用する必要がある.今回,Fusarium属菌が産生するカビ毒デオキシニバレノール(DON)の定性分析において,菌培養液からの毒素抽出の簡便化と操作時間の短縮化を図るとともに,TLCの検出試薬についてより毒性の低い試薬への置換を検討した.DON産生Fusarium属菌を用いて菌培養液を作製後,塩とアセトニトリルによる抽出を行った結果,塩化ナトリウムの添加濃度が30%以上で,水とアセトニトリルの分離が良好となり抽出にかかる操作時間が短縮された.さらに,塩化ナトリウムを炭酸ナトリウムに変更することで,同じくFusarium属菌が産生するカビ毒ニバレノールの抽出も可能であった.TLC分析においては,トルエンとアセトンを用いた展開溶媒でDONバンドの視認性が良好であったほか,DONのアセチル化体である15-アセチルデオキシニバレノール及び3-アセチルデオキシニバレノールの同時検出も可能であった.

デオキシニバレノール,Fusarium属菌,カビ毒,薄層クロマトグラフィー(TLC),相分離

 

 東京都感染症発生動向調査事業における呼吸器ウイルス検出状況(2024年度)
 2024年度,東京都健康安全研究センターに感染症発生動向調査の呼吸器感染症関連で搬入された臨床検体(いわゆるインフルエンザ様疾患)を対象に,病原ウイルスの検索を目的に遺伝子検査を実施した.その結果,インフルエンザウイルスについては,2024年4月は昨年度に引き続きB型(Victoria系統)が主であったが,2024年5月~2025年1月ではAH1pdmが主流となり,AH1pdmの検出数が減少した2025年2月~3月にはAH3亜型とB型の検出が増加した.新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は,インフルエンザ様疾患の10.4%で検出され,変異株スクリーニング検査により種々の変異株に型別された.また,1検体から複数の病原ウイルスが検出された検体は,548検体中55検体であり(10.0%),その内,インフルエンザウイルスとSARS-CoV-2の同時感染は8検体であった.

インフルエンザウイルス,SARS-CoV-2,感染症発生動向調査事業

 

都内動物取扱業(販売業及び展示業)における取扱動物の
動物由来感染症起因病原体保有実態調査(令和5年度~令和6年度) 

 東京都では,ペット等都民の飼養する動物や,動物園等で不特定多数の都民がふれあう動物に由来する感染症について,その発生を未然に防止するため,都の動物由来感染症予防体制整備事業実施要綱に基づいた調査を実施している.今回,令和5年度及び令和6年度に都内ペットショップで販売されていた犬92頭及び猫66頭と,都内動物園等でふれあい展示されていた動物14頭を対象に,各種の病原体保有状況を調査した.調査の結果,ペットショップで販売されていた動物から,病原大腸菌(犬19検体由来,猫1検体由来),ジアルジア(犬30検体由来,猫9検体由来),糞線虫(犬2検体由来),皮膚糸状菌(犬11検体由来,猫8検体由来)がそれぞれ検出された.また,動物園等でふれあい展示されていた動物からは,病原大腸菌(山羊4頭及び羊2頭由来)がそれぞれ検出された.これら病原体の検出はこれまでの調査結果とあわせ,動物取扱業の取扱動物は動物由来感染症の病原体を保有していることを示唆している.引き続き施設管理者へ施設内での検疫体制の整備及び交差感染防止のための衛生管理の重要性を指導する必要があることに加え,都民に対して,身近に存在する動物由来感染症のリスクについて普及啓発することが重要と考えられた.
動物由来感染症,動物取扱業,ペットショップ,ふれあい動物園,病原大腸菌,ジアルジア,糞線虫,皮膚糸状菌

  

論文Ⅱ 医薬品等に関する調査研究

 化粧品における配合成分の検査結果(令和5年度~令和6年度)
 令和5~6年度に搬入された化粧品164製品について,ホルマリン,防腐剤,紫外線吸収剤,タール色素及び承認化粧品成分の製品への表示状況並びに検査結果をまとめた.配合禁止成分であるホルマリンは,ホルムアルデヒドとして検査し,検出した製品はなかった.防腐剤については,パラオキシ安息香酸エステル類やフェノキシエタノールの検出頻度が高かった.表示されていない防腐剤を検出した製品は2製品であった.紫外線吸収剤については,パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシルの検出頻度が高かった.表示されていない紫外線吸収剤を検出した製品はなかった.タール色素については,青色1号及び黄色4号の検出頻度が高かった.承認化粧品成分については,グリチルリチン酸ジカリウムの検出頻度が高かった.最大配合量を超過した濃度の承認化粧品成分を検出した製品はなかった.

化粧品,ホルマリン,ホルムアルデヒド,防腐剤,紫外線吸収剤,タール色素,承認化粧品成分

 

革製スマートフォン用ケースおよび首・肩掛けストラップの
特定芳香族アミン含有量に関する調査

 「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」は,有害物質を含有する家庭用品について保健衛生上の見地から必要な規制を行っており,東京都では,健康被害の未然防止のため家庭用品規制法の対象外の製品について試買調査を毎年実施している.令和6年度の調査では,25製品の革製のスマートフォン用ケースおよび首・肩掛けストラップを試買し,それぞれ,24種の特定芳香族アミン類の含有量を調査した.その結果,すべての製品において基準を超える特定芳香族アミン類は検出されなかった.また,今回の調査から,これら検体の夾雑物によるイオン源の汚染が懸念されたため,ガスクロマトグラフ質量分析計のキャリアガスをヘリウムガスから水素ガスに替えた条件を予備的に検討したところ,MRM条件下において良好な結果が得られた.
家庭用品,特定芳香族アミン,革製品,ガスクロマトグラフ質量分析計

 

論文Ⅲ 食品等に関する調査研究

LC-MS/MSによる農産物中フリラゾール分析法

 農産物中のフリラゾール分析法について検討を行った.試料からアセトニトリルで抽出し,グラファイトカーボン/エチレンジアミン-N-プロピルシリル化シリカゲル(GC/PSA)ミニカラムで精製後,LC-MS/MSで測定を行い,絶対検量線法で定量した.3品目の農産物(とうもろこし,未成熟とうもろこし及びテオシント)を対象に残留基準値濃度(0.01 ppm)または定量下限濃度(0.005 ppm)における添加回収試験を行った結果,真度(n=5)は76.5~96.4%,併行精度は5.3~8.5%,定量限界は0.005 mg/kgであった.
フリラゾール,薬害軽減,農産物,とうもろこし,液体クロマトグラフ-タンデム型質量分析計

 

食品中の放射性物質の検査結果(令和4年度~令和6年度) 

 平成23年3月11日に発生した東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所事故を受け,東京都では,平成23年度から都内で流通している食品の放射性物質検査体制を拡充している.令和4年度から令和6年度は,国産食品2,400検体および輸入食品210検体,計2,610検体について放射性セシウムおよび放射性ヨウ素の検査を行った.検査には,ゲルマニウム半導体核種分析装置およびヨウ化ナトリウム(タリウム)シンチレーションスペクトロメータを用いて測定した.その結果,輸入食品のきのこ加工品1検体およびブルーベリー加工品1検体,計2検体から放射性セシウム(Cs-137)が検出されたが,いずれも基準値未満であった.
放射性物質,核種分析,放射性セシウム,ゲルマニウム半導体核種分析装置,ヨウ化ナトリウム(タリウム)シンチレーションスペクトロメータ,食品

 

遺伝子組換え食品の検査結果(令和5年度~令和6年度) 

 令和5年4月から令和7年3月までに,東京都で実施した遺伝子組換え食品検査の結果について報告する.安全性未審査の遺伝子組換えトウモロコシ(CBH351, Bt10),コメ(63Bt, NNBt, CpTI),パパイヤ(PRSV-YK, PRSV-SC, PRSV-HN),ばれいしょ(F10,J3),およびサケ(AquAdvantage)を対象とした定性試験を計118検体に対して行った結果,これらの遺伝子組換え作物は検出されず,東京都内で安全性未審査遺伝子組換え食品が流通している可能性は低いと考えられた.安全性審査済み遺伝子組換え食品について,ダイズ加工食品およびトウモロコシ加工食品計165検体の定性試験を行った結果,30検体から組換え遺伝子を検出した.ダイズ穀粒およびトウモロコシ穀粒計11検体の定量試験を行った結果,意図しない混入率の基準(5%)を超えるものはなかった.さらに,令和5年度から施行されている任意表示制度について,ダイズ加工食品およびトウモロコシ加工食品を対象に検査を行った結果,「遺伝子組換えでない」旨の表示がある検体から組換え遺伝子は検出されなかった.以上より,分別生産流通管理および表示が適正に行われていることを確認した.今後も遺伝子組換え食品の検査を継続し,食の安全と安心に貢献していく.
 また,通知に収載のない抽出方法について同等性確認を実施し,通知法と同等以上の性能を確認した.今後も食品に応じた適切な抽出方法について検討を重ね,検査業務を効率的に行っていく.

遺伝子組換え食品,PCR,リアルタイムPCR,トウモロコシ,コメ,パパイヤ,ばれいしょ,サケ,ダイズ,加工食品

 

液体クロマトグラフ‐質量分析計による
食品中ステビオシド及びレバウジオシドAのスクリーニング分析法の検討

 甘味料ステビオシド(SS)及びレバウジオシドA(RA)の分析に,アセスルファムカリウム等他の甘味料6種類の検査で用いている液体クロマトグラフ‐質量分析計(LC-MS)による確認分析法の適用を図った.SS及びRAを含め,ワンサイクルでの分析を可能とするため,移動相のグラジェント条件を最適化した.分析条件を変更するにあたり,透析法で得られた透析外液をフィルターろ過のみでLC-MSに注入することとした.令和5~6年に当科に搬入された検体を用いて,本法の性能評価を行った.349品目の食品において,食品由来成分による定性定量への影響は見られなかった.また,過去10年間の検体情報を解析し,搬入数が多い5種類のグループの代表食品について妥当性確認を実施した.いずれの食品においても,各評価パラメーターは妥当性確認ガイドラインの目標値を満たした.16回の検査におけるSSの内部品質管理結果も良好で,本法と従来法の管理基準は同程度であった.以上のことから,本法が種々の食品中SS及びRAのスクリーニング分析法として有用であることが確認できた.また,SS及びRAと他の甘味料6種類を同時分析できる本法を従来法の代替として日常検査に導入することで,甘味料のより効率的な検査の実施が可能なことを示唆した.

ステビオシド,レバウジオシドA,LC-MS,同時分析,妥当性確認,甘味料

 

粉末状の栄養機能食品からの非表示グリチルリチン酸の検出事例 

 令和5年に搬入された粉末状栄養機能食品(収去品)から,グリチルリチン酸(GA)0.14 g/kgを検出した.GAは甘味料として利用され,カンゾウ抽出物やナトリウム塩が食品添加物として利用された場合表示義務がある.しかし収去品にはそれらの表示がなく食品衛生法違反となった.収去品は粉末状で,検査の信頼性確保にあたり,次の三点を工夫した.第一に,含有成分の違いが結果に与える影響を最小限にするため,添加回収を収去品で行うこととした.また,収去品に含まれるGAの量を踏まえ,添加濃度を検討した.第二に,GAの量を正確に算出するため,最適な採取量を検討した.妥当性確認では,各パラメーターはガイドラインの基準に適合した.第三にGAとステビア類の同時分析を実施した.収去品にはステビアの表示があるため,GAがステビア類の誤認でないことを示す必要があった.同時分析のデータを示すことで誤認の有無を関係者が一目で確認することができた.このように,既往研究を再度見直し,違反時の結果に対する信頼性確保への工夫点を示すことで,今後の類似事例における検査の実効性の向上に資するべく報告する.

 グリチルリチン酸,ステビア抽出物,粉末状栄養機能食品,同時分析,添加回収試験

 

食品中の二酸化硫黄及び亜硫酸塩類試験法に関する検討
―アルカリ滴定法における留意事項について― 

 「食品中の食品添加物分析法」に収載されている二酸化硫黄及び亜硫酸塩類(亜硫酸)の分析法のうち,アルカリ滴定法を実際の検査に用いた場合の課題について,留意すべき事項を検証し,改善を図った.通気蒸留装置の加熱装置としてマントルヒーターを用いるとき,亜硫酸を十分に留出するための加熱時間は20分とした.滴定指示薬のメチルレッド・メチレンブルー試液は,滴定時の終点判定の容易さと測定値の正確さから,二つの試薬粉末を直接混合し溶媒で調製した溶液,あるいはそれより低い濃度で調製された市販品を用いることとした.炭酸含有飲料は,炭酸が指示薬の色調に影響することから蒸留時間の設定をあらかじめ強炭酸飲料で検証することとした.アルカリ滴定法を用いた亜硫酸の検査において,検証を行った3点に留意することで,より正確な結果が得られることを示唆した.
二酸化硫黄,亜硫酸塩類,漂白剤,アルカリ滴定法,マントルヒーター,メチルレッド・メチレンブルー試液,炭酸飲料

 

食品中のフェノール系酸化防止剤分析法の検討と性能評価

 我が国で許可されていないフェノール系酸化防止剤である2,4,5-トリヒドロキシブチロフェノン及び2,6-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシメチルフェノールについて,HPLC及びLC-MS/MSの測定条件の検討を行った.前処理法及びHPLC-UV測定は,国から通知されている「食品中の食品添加物分析法」の「ジブチルヒドロキシトルエン,ブチルヒドロキシアニソール及び没食子酸プロピル」の分析法を適用した.HPLC-UV(275 nm)での測定に加え,定性及び定量能向上にはHPLC-FL測定及びLC-MS/MS測定の併用が効果的であることを示した.HPCL-UV及びHPLC-FL測定を用いて,クラッカーとマヨネーズにおける分析法の性能評価を行った.指定添加物3種と指定外添加物であるtert-ブチルヒドロキノンを加えた6種の2濃度(0.02及び0.2 g/kg),2名2併行3日間の添加回収試験を実施した.6種いずれも,2食品における選択性は十分確保でき,真度90.5–103%,併行精度4.8%以下,室内精度6.6%以下であり,妥当性確認ガイドラインの定める目標値に適合した.本検討により,当分析法は日常検査法として有用であることを示した.

酸化防止剤,2,4,5-トリヒドロキシブチロフェノン,2,6-ジ-tert-ブチル-4-ヒドロキシメチルフェノール,HPLC-UV,HPLC-FL,LC-MS/MS

 

窒素キャリアガスを用いた大気圧ガスクロマトグラフタンデム型質量分析装置による
畜水産物中残留有機塩素系農薬試験法の妥当性評価

 近年のヘリウムガス供給量不足に対応するため,窒素キャリアガスを用いた大気圧ガスクロマトグラフタンデム型質量分析装置による畜水産物中残留有機塩素系農薬(18化合物)試験法について,妥当性評価試験を行った. 7品目の畜水産物に有機塩素系農薬濃度が基準値となるように標準溶液を添加し,分析者3名が併行数2で2日間の試験を行った.その結果,本法は「食品中に残留する農薬等に関する試験法の妥当性評価ガイドライン」の目標値に適合し,試験法の妥当性が確認できた.

残留農薬,畜水産物,有機塩素系農薬,妥当性評価試験,大気圧ガスクロマトグラフタンデム型質量分析装置

 

 畜水産物中の残留有機塩素系農薬実態調査(令和6年度)

 都民の食の安心・安全を守るため,東京都内に流通している畜水産物中の有機塩素系農薬の残留実態調査を継続的に実施している.令和6年度は,食肉,生乳,鶏卵,魚介類及びその加工品等,畜水産物11種133食品について調査した.食品毎に設定された残留基準値を超えていないか調査し,残留値の変遷について既報と比較した.鶏卵2食品,生乳5食品,カラスガレイ2食品の合計9食品(検出率7%)からは,8種類の有機塩素系農薬(BHC,DDT,エンドリン,クロルデン,ディルドリン,ノナクロル,ヘプタクロル及びヘキサクロロベンゼン)を0.0001–0.019 ppmの範囲で検出した.牛肉,豚肉及び鶏肉からは有機塩素系農薬を検出しなかった.有機塩素系農薬の使用が禁止され長期間が経過した現在においても,鶏や乳牛の飼育環境や魚介類の生息域において,低濃度での残留が続いていることが示唆された.残留濃度のモニタリングや傾向把握のため,今後も継続的な調査が必要である.

残留農薬,畜水産物,有機塩素系農薬,残留基準値

 

東京都における食品中残留農薬一日摂取量調査(令和5年度)

 令和5年5月から6月に東京都内で購入した食品(95種類301品目)及び10月に採取した水道水を試料としてマーケットバスケット方式を用いて残留農薬の一日摂取量を調査した.結果,I群(米類),VI群(果実類),VII群(緑黄色野菜)及びVIII群(その他の野菜・きのこ・海草類)からジノテフラン,ボスカリド,シアゾファミド等10種の残留農薬が0.001~0.017 ppm検出された.喫食した場合における各農薬の推定一日摂取量(EDI)を算出し,一日摂取許容量(ADI)と比較したところ,EDI/ADI比は0.00094~0.072%であり,ヒトへの健康影響は懸念されるレベルにはないと考えられる.

マーケットバスケット方式,一日摂取量調査,残留農薬,一日摂取許容量(ADI)

 

LC-MS/MSを用いた農薬残留分析における検査部位変更の影響
-メロン,キウィーの妥当性評価及び残留実態調査- 

 近年,日本の残留農薬分析の分野では農作物の検査部位の国際標準化が進められ,2019年の厚生労働省通知以降,検査部位の見直しが段階的に行われている.本研究では,QuEChERsを応用した当研究室の従来法が,新たに設定された検査部位にも適用可能かを検証した.都内で流通量の多いメロン及びキウィーを対象に,従来の検査部位である果肉と,新たに設定された全果について,178化合物(異性体及び代謝物を含む)の妥当性評価試験を実施した.その結果,厚生労働省通知による妥当性評価ガイドラインに適合した化合物数は,メロンでは0.01 µg/g添加時に果肉157,全果159,0.1 µg/g添加時に果肉162,全果160だった.キウィーでは,0.01 µg/g添加時に果肉152,全果155,0.1 µg/g添加時には果肉154,全果160だった.各作物での検査部位による大きな差は認められず,従来法は全果にも適用可能であった.さらに,2019年度から2024年度にかけて都内流通のメロン15検体及びキウィー44検体について実態調査を行い,果肉と全果の対象化合物の検出状況を比較した.メロンにおいては果肉からは検出せず,全果で定量下限値以上検出した化合物はダイアジノン(0.03 ppm),イミダクロプリド(0.05 ppm),メタラキシル(0.02 ppm)だった.一方,果肉及び全果の両方から検出した化合物は高い浸透移行性を持つネオニコチノイド系農薬等であった.キウィーにおいては,果肉及び全果のいずれからも定量下限値を超える化合物は検出されなかった.

残留農薬,検査部位,メロン,キウィー,液体クロマトグラフタンデム型質量分析計,妥当性評価,実態調査

  

論文Ⅳ 生活環境に関する調査研究

培養細胞を用いた硫酸水素アンモニウム液相ばく露による炎症関連遺伝子の発現挙動

 東京都では,都内の大気汚染物質の存在実態及び生体への影響を調査する基礎的実験的研究を行っている.平成28年度から令和元年度までの当該事業において,都内大気中PM2.5に含まれる硫酸アンモニウムを測定対象として調査を行ったところ,微量ではあるが硫酸水素アンモニウムが検出された.硫酸水素アンモニウムがヒトの呼吸器へ及ぼす影響に関する報告は少ないことから,ヒト呼吸器由来であるA549細胞及びCalu-3細胞を用いて硫酸水素アンモニウムのばく露実験を行い,炎症関連因子の遺伝子について定量的PCRによる網羅的及び個別の遺伝子発現の解析を行った.その結果,炎症性サイトカインの一種であるinterleukin-8遺伝子及び気道で産生される分泌型ムチンの一種であるmucin 5ac遺伝子の発現量に変動が見られたが,その増減量は小さく,また一過性の変動であったことから,大気環境中濃度レベルの硫酸水素アンモニウムがヒトへの呼吸器影響を惹起する可能性は低いと考える. 

培養細胞, 硫酸水素アンモニウム, 遺伝子発現, リアルタイムPCR

 

 東京都におけるセシウム134及びセシウム137の空間放射線量率の長期的推移

 都内7か所のモニタリングポストにおける,2011年6月から2024年12月までのセシウム134(以下134Csと略す)及びセシウム137(以下137Csと略す)の線量率の推移を解析し,その減衰特性を明らかにした.当初線量率が高かった半減期約2年の134Csは急速に減衰し,一方で半減期約30年の137Csは緩やかな減衰を示し,長期にわたり残留する傾向が確認された.調査開始時の各線量率は江戸川局が最も高く,他の局に比べて放射性セシウムの沈着が比較的多かったことが示唆された.134Csの消失時期は,江戸川局が2024年頃,大田局及び足立局が2021年頃,多摩地域は2019年頃であった. 137Csについては,2024年末に江戸川局が約10 nGy/h,大田局及び足立局が約2 nGy/hであり,多摩地域では明確な減衰傾向が認められなかった.
 指数関数による減衰分析では,134Csの決定係数の範囲は0.91~1.00と高く,指数関数的な減衰が顕著であった.一方137Csは0.42~0.91と低く,これは初期線量率が小さく半減期が長いためと考えられた.環境半減期の範囲は134Csが1.3~1.7年,137Csが2.9~9.5年であり,いずれも物理半減期を下回った.2011年3月21日時点での遡及推定では,江戸川局は134Csが107 nGy/h,137Csが25 nGy/hと最も高く,足立局,大田局及び新宿局がこれに続き,多摩地域は江戸川局の約1/10であった.将来予測では,137Csの線量率が1 nGy/hを下回る時期は,大田局が2032年,足立局が2036年,江戸川局が2056年と推定された.

モニタリングポスト,空間放射線量率,波高分布,レスポンスマトリックス法,福島第一原子力発電所事故,セシウム134,セシウム137,決定係数,半減期,遡及推定,将来予測

 

東京都における建築物飲料水水質検査業の精度管理
(令和3年度~令和6年度)

 東京都では,「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」に基づく建築物飲料水水質検査業として登録を受けた事業者を対象に,平成26年度から外部精度管理事業を実施している.また平成29年度からは,検査精度の向上のために,本精度管理の要件を満たさなかった検査機関などを対象としてフォローアップを行っている.令和3年度から令和6年度までの実施項目と参加検査機関数は,令和3年度が硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素で19機関,令和4年度がテトラクロロエチレンで15機関,令和5年度が鉄及びその化合物で18機関,令和6年度が有機物(全有機炭素(TOC)の量)で16機関であった.また,フォローアップ対象機関について,Grubbsの棄却検定(危険率1%)により棄却された検査機関が,亜硝酸態窒素で1機関,TOCで1機関あり,zスコア,誤差率及び検査機関内変動係数の必要条件を満たさなかった検査機関が,亜硝酸態窒素で5機関,鉄で2機関あった.フォローアップ参加機関の検査における問題点を分類すると,不適切な検量線が9件,分析法の問題が6件,機器の調整・整備不良が3件,標準液の調製不良が2件及び提出書類の内容のチェック不足が1件であった.また,告示法及びガイドラインの遵守が徹底されていない検査機関が複数見られたため,フォローアップ及び講評会等で情報提供していくことが重要である.

建築物飲料水水質検査業,精度管理,硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素,テトラクロロエチレン,鉄及びその化合物,全有機炭素(TOC),告示法

   

論文Ⅴ 生体影響に関する調査研究

危険ドラッグ対策事業における幻覚剤のマウス首振り反応による評価法の導入及び
その評価事例

 都は平成17年以来,多くの未規制薬物(いわゆる危険ドラッグ)を,その化学構造及び生体影響試験結果による科学的根拠に基づいて規制してきた.当センターでは,生体影響試験として,ICRマウスを用いた行動毒性試験やin vitro試験を行ってきたが,幻覚作用を評価する試験系を有していなかった.本稿では,幻覚剤を評価することを目的に,新たに導入したマウス首振り反応(以下HTRと略す)試験について報告する.HTRは,幻覚剤に応答して頭を高速で振るげっ歯類特有の行動であり,目視による計数が困難であるため,当初はマウスのビデオ撮影動画をスロー再生して計数していた.検査の迅速化を目的に,電磁誘導の原理を用いたマグネトメーター法を導入したところ,99%の精度でビデオ法を再現できたが,依然として解析に多大な時間を要した.そこで,簡易フィルタリング法を検討した結果,半自動的な解析が可能になった.この手法では,検出のエラー率はやや高くなったが,解析時間を大幅に短縮できることから,行政検査を迅速かつ正確に実施する上で有効な手法であると考えられた.令和6年度までに15検体の危険ドラッグをHTR試験によって評価し,規制に貢献することができた.また,近年,違法薬物市場で急増しているLSDのプロドラッグ系薬物について比較検討し,1cP-LSD,1V-LSD及び1T-LSDは,LSDと同様に幻覚性を有するが,作用が弱い(累積HTR数が最大となる用量が10倍程度高い)こと等を明らかにした.

危険ドラッグ,幻覚剤,首振り反応,HTR,LSD,トリプタミン,フェネチルアミン,プロドラッグ,マグネトメーター

 

 

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東京都感染症情報センター
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