平成25年度講演会報告(成人・小児)

 健康安全研究センター企画調整部健康危機管理情報課では、成人向けの「成人アレルギー講演会」と子供向けの「ぜん息予防等講演会」を実施しました。

 

成人アレルギー講演会の報告

 8月4日(土)都庁大会議場において、患者さんやご家族、企業や学校等で健康管理に関わる方を対象に成人アレルギー講演会「知っておきたい!大人のアレルギー」を開催しました。

  • プログラム

○第一部 

・「成人のアトピー性皮膚炎の基本」

  講師:江藤 隆史先生(東京逓信病院 院長補佐兼皮膚科部長)

・「よくわかる!ぜん息の基礎知識」

  講師:灰田 美知子先生(医療法人社団茂恵会 半蔵門病院 副院長)

○第二部

・「ぜん息と上手につきあう方法~年代に合わせた対処法~」

  講師:灰田 美知子先生(医療法人社団茂恵会 半蔵門病院 副院長)

・「やってみましょう~吸入薬の正しい使い方~」

  講師:大戸 祐二先生 ・ 遠藤 美緒先生(昭和大学病院 薬剤部)

 講演会写真

 

 

 

 

 

 

  • 当日は日曜日にも関わらず、第一部197名、第二部151名の参加がありました。江藤先生からは、「正しい知識を持って、しっかりとスキンケアを行うことが大切」など、アトピー性皮膚炎の病態や治療方法、スキンケアについてなど、分かりやすくお話をしていただきました。
  • 灰田先生からは、二部に分けてぜん息の病態、治療方法、年代に合わせた日常生活管理についてのお話をいただきました。「ぜん息は慢性的な気道の炎症で、症状がなくても炎症は続いている。」「早期にきちんとした診断、治療を受け、医師の指示のもと自己管理を徹底することが大切。」という話が印象的でした。
  • 大戸先生・遠藤先生の講演では、吸入トレーナーを使用し正しい吸入方法について実技を交えたお話をしていただきました。             
  • 受講者からは、「中断していたが、ちゃんと治療しようと思った。」「スキンケアの大切さが分かった。」「実際に薬が吸えているのか不安だったが、使い方を教えてもらったので安心した。」などの感想が聞かれ、大変好評でした。

 

ぜん息予防等講演会の報告

  12月13日(金)都庁大会議場において、アレルギー疾患を持つ子供の保護者、保育園や学校の教員・職員、アレルギーについて知りたい方等を対象に、子供のアレルギー講演会「学んで活かそう!子供のアレルギー」を開催しました。

  • プログラム

○「ぜん息と食物アレルギーの基礎知識」

    講師:今井 孝成先生(昭和大学小児科学講座講師)

○「食物アレルギーを持つ子の食事のヒント!」

  講師:長谷川 実穂先生(国立病院機構相模原病院臨床研究センター管理栄養士)

子供講演会写真その2 

  • 当日は、368名の参加があり大盛況でした。今井先生からは、ぜん息と食物アレルギーの基本的な疾患の機序から治療法、日常生活の管理、ぜん息発作やアナフィラキシーショック発症等の緊急時の備えについて分かりやすくお話いただきました。
  • 長谷川先生からは、無理せずに代替食を作る工夫や栄養バランスの考え方等、具体的ですぐに活かせるお話をいただきました。
  • 受講者からは多くの事前質問をいただき、その中で、保護者、保育園・学校等の施設共に日々悩みながら対応されている様子が伺われました。その質問に対し各先生から一つ一つ丁寧にお答えいただき、不安が少し和らいだようでした。
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