違法ドラッグについては、今なお合法と称して流通しており、若年層を中心としたその乱用が社会的に大きな問題となっています。最近は、いわゆる「脱法ハーブ」が問題となっており、それらを吸引した若者が意識不明となって救急搬送されたり、あるいは交通事故を引き起こしたりと、様々な事例が続発しています。
東京都は、国に先駆けて「東京都薬物の濫用防止に関する条例」を制定し、違法ドラッグ(当時は脱法ドラッグと呼んでいました)による健康被害から都民を守る施策にいち早く取り組んできました。また、東京都健康安全研究センターでは、違法ドラッグの成分検査や人体への影響についての調査研究を行っています。
今回は、違法ドラッグの現状と東京都の取組、健康安全研究センターでの研究成果について、都民の方を対象とした公開セミナーを開催いたします。
1 日時
平成24年11月27日(火曜日)
午後1時30分から午後4時30分まで(開場:午後1時)
2 場所
東京都健康安全研究センター 本館6階 会議室
(新宿区百人町3-24-1)
3 人数等
当日先着100名
※事前申込は不要です。当日直接会場にお越しください。
4 参加費
無 料
5 講師
東京都健康安全研究センター職員
6 講演内容
(1)「監視指導における取組」
『東京都薬物の濫用防止に関する条例』を始めとした違法ドラッグ対策
全般について、東京都のこれまでの取組を中心にお話します。
(2)「薬物乱用にかかわる植物の特徴」
薬物乱用にかかわる植物の特徴について解説します。
(3)「違法ドラッグを分析する」
違法ドラッグにはどのような成分が混入されているのか、最新の科学
技術を用いて解明を進めている試験検査の現状についてお話しします。
(4)「違法ドラッグのヒトへの影響を調べる」
違法ドラッグが引き起こす行動や中枢・自律神経症状、神経伝達物質の
変化などについてお話します。
※ 駐車スペースがありません。車での来場はご遠慮ください。
【問い合わせ先 】
東京都健康安全研究センター 企画調整部
健康危機管理情報課 広報企画係
電話: 03-5937ー1089(直通)